最近は、コロナ禍の影響もあって、私も会社でオンラインミーティングを行う機会が増えてきました。
今までは、何の気もなしにZoomやMicrosoft Teamsを録画もせず、ただリアルタイムで使っているだけだったのですが、後で「あの人の発言をもう一度確認したい」とか「あの時、自分はどう言ったかな？」と思うこともあり、オンラインミーティングを録画・編集できるソフトがないかを探してみました。
その結果、使えそうな「iTop Screen Recorder」というパソコン用のソフトがありましたので、使い勝手をレビューしたいと思います。
まず、コチラから「iTop Screen Recorder」のインストールファイルをパソコンにダウンロードします。
（ダウンロードした実行ファイル（.exe）をダブルクリックすれば、インストールは10秒くらいで完了します。）
インストール直後は、無料版（有料版にアップグレードしていない状態）からのスタートですが、無料版でもひととおりの録画・録音機能はありましたので、お試し利用感覚で試用ができ、簡易的なパソコン画面の録画・編集程度であれば、まったく問題はありませんでした。
ちなみに私は、著作権表示の透かしを消したりして自由に編集したかったので、少し無料版で機能確認をした後、すぐに有料版へのアップグレード（永久版、パソコン 1台で￥4,880-）をしました。
（無料版の場合は、控えめながら録画画面の中央に「Recorded with iTop Screen Recorder」という透かしが入ります。）
下のスクリーンショットのとおり、ウェブカメラをONにすると、カメラの画像も含めて画面録画が可能でしたので、本当にそのままZoomやMicrosoft TeamsなどでのWebミーティングの録画が可能です。
メインインターフェースもシンプルかつ分かりやすいデザインである上に、各ボタンの上にマウスカーソルを持ってくると、そのボタンの機能ヘルプコメントが表示されるので、私はほぼほぼマニュアルなしでも直感的に使用ができました。
加えて、細かなところですが、メインインターフェース上で録画に加える4つのデバイス（スピーカー・マイク・マウス・ウェブカメラ）を個別にON/OFFできるので、例えばマウスをONにして録画すれば、YouTubeでも良くある製品などの解説ビデオやオンライン授業ビデオも簡単に作成できます。
このソフトの他の録画機能としては、「録音」と「ゲームモード」があります。
これは、「録音」は文字どおり画面ではなく音声だけを録音するモード、ユニークな機能である「ゲームモード」は最大4096 x 2160の4K解像度のゲーム実況をリアルタイムで録画できる機能です。
ミーティング議事録を後で作成する文字起こしの目的なら、この「録音」機能のみでも使えそうです。
後は、特筆すべき機能として録画した動画を自由に編集できる「動画編集」機能が付加されています。
下のスクリーンショットのとおり、基本的な操作である動画のトリミング・文字の追加・BGMの追加・複数の動画の結合や分割など、私が今までは「Power Director19」という動画編集ソフトで行っていた編集作業が、この「iTop Screen Recorder」の付加機能でやれてしまえます。
最新の「Power Director 365」の場合、1年ごとの更新でコストが￥6,200-かかるため、高度なエフェクト機能を除いた基本的な動画編集のみであれば、「iTop Screen Recorder」のみの購入で済むのはありがたいと思います。
ひとつだけ要望があるとすれば、YouTube動画を録画する場合、そのまま録画すると途中で入るCM（コマーシャル）まで録画してしまうので、CMの除去機能もしくは「VideoProc Converter」などの動画保存ソフトのように、CMを除いた本編だけをダウンロードできる機能があれば、完璧だと思います。
結論として、私のようにオンラインミーティングを録画したり、簡易的な動画編集することを目的としている方であれば、この「iTop Screen Recorder」は「買い」のソフトだと思います。
